文書作成日:2022/05/31

2022年3月に厚生労働省から、産業や職種別等の賃金に関する調査結果(※)が発表されました。ここではその中から、介護職員の給与に関するデータをみていきます。

調査結果から、男性介護職員の給与を年齢階級別にまとめると、表1のとおりです。

男性の経験年数計では、所定内給与額の平均が23.7万円、年間賞与その他特別給与額(以下、年間賞与等)は49.5万円でした。年齢階級別にみると、所定内給与額は45〜49歳が26.0万円で最も高く、35〜54歳の年齢階級で平均を超えています。年間賞与等は40〜44歳が58.3万円で最も高くなりました。

女性介護職員の給与を年齢階級別にまとめると、表2のとおりです。

女性の経験年数計をみると、所定内給与額の平均が21.8万円、年間賞与等は43.7万円となりました。年齢階級別の所定内給与額は50〜54歳が最も高く、35〜59歳までの年齢階級で平均を超えています。年間賞与等は30〜34歳が50万円を超えて最も高くなりました。その他は40万円台以下という状況です。
貴施設での採用時等における、給与水準等の参考になりましたら幸いです。
(※)厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」
ここで紹介したデータは10〜99人規模の企業における2021年6月分の所定内給与額です。所定内給与額は、労働契約等であらかじめ定められている支給条件、算定方法により支給された現金給与額のうち、超過労働給与額を差し引いた額で、所得税等を控除する前の額です。年間賞与その他特別給与額は2020年の1年間における賞与、期末手当等特別給与額です。なお、データのない年齢階級の表示は省略しています。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
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